土地の売却にかかる所得税の計算や支払い時期について解説
土地の購入には所得税がかかりませんが、売却には所得税がかかってきます。
ただ、具体的にどれくらいの額になるのかよく分からないという方も多いでしょう。
そこで今回は、土地の売却にかかる所得税の計算や支払い時期について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
□土地の売却にかかる所得税の計算
所得税は、土地の売却により利益が出た場合に課されます。
所得税額を計算するには、まず譲渡所得と呼ばれるものを計算します。
譲渡所得は、「譲渡収入ー(取得費+譲渡費用)」で求めます。
この譲渡所得は、他の所得とは分けて計算することを頭に入れておきましょう。
これを分離課税と言います。
譲渡所得を求めたら、特別控除がある場合はその額を差し引き、そこに税率をかけることで具体的な所得税額が計算できます。
次は、各項目ごとにご紹介します。
譲渡収入とは、不動産売買契約書に記載されている価格です。
取得費は、その土地の購入代金や購入手数料、印紙税や不動産取得税などが含まれます。
取得費が分からない場合は売却代金の5%相当を取得費として概算できますが、税額を減らすためにも購入代金を証明できるものはしっかり保存しておきましょう。
最後に譲渡費用ですが、建物の解体費用や売却手数料、測量費などを譲渡費用として計上できます。
□所得税の支払い時期は?
復興特別所得税を含む所得税は、土地を売却した翌年の確定申告期間に支払います。
確定申告期間は、原則として土地を売却した翌年の2月16日から3月15日までとなっており、2月16日、3月15日が土日祝日に該当する場合は翌平日までが期間となります。
また、申告の際に振替納税の手続きをすることも可能で、その場合は4月頃に銀行口座からの自動引き落としにより支払われます。
土地の売却にかかる印紙税・登録免許税・所得税・住民税のうち、額が大きくなる可能性があるのが所得税・住民税です。
利益が出た場合、所得税・住民税の納税は売却の翌年と設定されているので、売却代金は全て使わずに納税分を残しておくことを推奨します。
□まとめ
今回は、土地の売却にかかる所得税の計算や支払い時期について解説いたしました。
お手元に書類を用意し、どれくらいの所得税がかかるかどうかをぜひ計算してみてください。
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2023.10.31