「不動産を売却したい」
「司法書士の役割ってなんだろう」
こういった疑問をお持ちの方は、いらっしゃいませんか?
土地を売却するときに、多くの方が司法書士にお世話になります。
しかし、普段生活している中で、司法書士の方と接することがないため、よく分からないですよね。
そこで今回は、不動産の売却を検討している方に向けて、不動産の売却の際における司法書士の役割についてご紹介します。
□司法書士とは?
司法書士は、裁判所や検察所、法務局に提出する必要がある書類の作成や、登記手続に関して代理で行ってくれる、わたしたちの身近な問題を解決するための法律の専門家と言うことができます。
では、不動産売却の際には、具体的にどんな仕事をしているのでしょうか?
□司法書士の仕事
*調査業務
不動産売買取引において、不動産売買の登記の依頼を受けて、「事前調査」を行います。
主に、以下のことが挙げられます。
・書類の内容・形式の確認
・物件の名義変更にあたって法律上で問題はないかどうかの確認
・書類の偽造やなりすまし等の違法行為が行われていないかの確認
これらに加えて、必要があれば不動産の現地調査などを行います。
*必要書類のご案内
調査が終われば、登録免許税の算定を行って確定した登記費用を依頼主に伝えます。
必要書類もこの段階でもらうことができます。
*必要書類の収集
次に、登記に必要となる書類を収集します。
不動産売買に法律上の許可や承認等が必要となる場合、書類を各役所で事前に発行する手配も行います。
*登記申請書の作成
不動産決済の立会いが行われる日までに、登記申請に必要な書類を作ります。
*残金決済立会い
この際に、依頼主の署名・捺印・必要書類の受領・意思・本人確認を行います。
すべてに問題がなければ、売買代金の支払いを司法書士が許可します。
この許可なしに、買主は売買代金を支払うことが原則できません。
司法書士は、この売買代金に関してすべての責任を負っています。
そのため、問題があれば司法書士に損害賠償請求を行うことができます。
*登記申請
立会いをしたら、登記申請を行い完了です。
□まとめ
今回は、不動産の売却を検討している方に向けて、不動産の売却の際における司法書士の役割についてご紹介しました。
不動産売却において、司法書士は重要な役割を果たすことがご理解いただけたと思います。
不動産売却を検討されている方に、今回の記事が参考となれば幸いです。
また、当社では、不動産売却に関するご相談やお見積りを随時、承っております。
ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。